「散歩中の犬にかけよって撫でまわしたい」
そう思ったことがあるのは、わたしだけではないはず。
でも、初対面の犬に、
どう接すれば喜んで撫でさせてもらえるのか、
考えちゃいますよね?
犬を「撫でる」という行動は、
人間同士でたとえるなら「握手」。
あなたは初対面の相手と握手するとき、
どうアプローチしますか?
笑顔であいさつしたり、自己紹介したりして、
打ち解けてから握手しますよね?
犬を撫でるときも同じです。
打ち解けて(警戒心をなくして)から
撫でる必要があります。
しかし、犬へのアプローチ方法は、
人間とは少し違います。犬社会の流儀があるんです。
そこで、子供のころから、
数多の犬に駆けより、さわってきたわたし。
そんなわたしが書籍の情報などを交えて、
犬の撫で方や撫でるまえの慎重なアプローチについて、
この記事にまとめましたよ(*^▽^*)b
ぜひ、記事の情報を参考にして、
1匹でも多くのワンちゃんと触れ合ってくださいね♪
それでは、一緒に見ていきましょう~\(*´▽`*)/
犬を撫でるその前に!最初のアプローチは飼い主から
『将を射んとする者はまず馬を射よ』
なんて、ことわざを聞いたことがありますよね?
これは犬を撫でるときも同じです。
言いかえて「犬を撫でようとするなら
飼い主と仲良くせよ」となります(*’▽’)b
仲良くってどうするの?と思ったあなた。
飼い主さんをナデナデするんです。
(*-ω-)ヾ(・ω・*)ヨ~シヨシ,カワイイデスネ~
これで飼い主さんも気持ちよくなって、
うふふ(〃▽〃)ってなります。
…って、いうのは冗談です(笑)
飼い主さんに「撫でてもいいですか?」
と聞いて許可をもらうんです。
さらに、下記のような質問をして、
会話するとよりいいでしょう。
「かわいいですね~」
「何歳ですか?」
「なんていう犬種ですか?」
犬が信頼する飼い主さんが、
あなたを警戒するとわんちゃんも同じように警戒します。
飼い主さんとなごやかに話していると、
わんちゃんも気を許してくれやすくなるんですよ。
初対面の犬を撫でるときにのアプローチ方法とは?
犬を撫でるときのポイントは、
以下の5つです(*’▽’)ノ
- 自分の心と体を常にリラックスさせる
- 目をあわせない
- 真正面に立たない。近づきすぎない
- 目線をあわせる
- 手をグーにして甲を上に向け犬に近づける
- 最初は犬から見える場所を撫でる
ちなみに、犬もわたしたち人間と同様に、
初対面の人に対して好感をもつ犬もいれば、
恐怖心や警戒心などのマイナスな感情をもつ犬もいたりと性格も様々です。
人に対して好感をもっている犬は、
どんなアプローチでも喜んで撫でさせてくれますし、
逆にマイナスな感情があれば簡単には撫でさせてくれません。
この記事で説明する方法は、
この初対面の人に対して警戒心や怖いなどの、
マイナス感情をもつ犬への丁寧なアプローチ方法です。
これらのポイントをおさえれば、
わたしの体感ですが約8割の犬が、
撫でさせてくれるようになるかと思いますよ。
ひとつ1つくわしく説明していきますね(*’▽’)b
■1.自分の心と体を常にリラックスさせる
犬に意識がいきすぎて忘れやすいんですが、
あなたの心と体の状態が、
リラックスできているか常にチェックしてください。
犬は言葉が理解できないぶん、
ボディランゲージには敏感です。
あなたが「噛まれないかな?」なんて、
警戒するとそれが体にあらわれ、
犬もそれを感じとって警戒されます。
なので、体の力を意識して抜き、
リラックスさせましょう。
参考までに、
わたしは肩とお腹の力を意識して抜いて、
リラックス状態を作っていますよ(*’▽’)b
■2.目をあわせない
人間社会では目を合わせて、
あいさつするのがマナーですよね?
しかし、犬社会は違います。
目を合わせることは敵対心を意味するんです。
若い世代に伝わるかわかりませんが、
いわゆるメンチをきるってやつです(笑)
これ言っておきながら、
わたしは我慢できないんですよね(;^_^A
だって、あのうるうるしたカワイイおめめと、
見つめあいたいじゃないですか(人*´∀`)
思わずチラ見しちゃって、
「ワフッ!!」って言われちゃうんです(笑)
でも、慎重にアプローチするならここは我慢。
頑張って見ないようにしてくださいw
■3.真正面に立たない。近づきすぎない
真正面に立つのは対決を意味します。
正面をあけて斜め向かいあたりに位置すると、
わんちゃんも安心しますよ。
また、距離は近づきすぎないようにしましょう。
手を軽く伸ばすと届くぐらいがいいでしょう。
パーソナルスペースって知ってますか?
他人にこれ以上近づかれると不快に感じる
自分の周り空間を指すんですが、
これは犬にも人にもあります。
初対面の人に肌がくっつきそうな距離まで、
近づかれたら、誰だって不快に感じますよね?
わんちゃんも同じなんです。
とくに正面のパーソナルスペースは、
広いといわれているので、あまりつぶさないほうがいいでしょう(*’▽’)b
■4.目線を合わせる
手を出す前に、
必ずしゃがんで目線を合わせるか、
合わせられなくてもできるだけ低くしましょう。
上から手を伸ばすのは、
わんちゃんに圧迫感を与えるからです。
小型犬の気持ちになると、
イメージしやすいでしょう。
自分より身長も体重も10倍以上ある人間が、
興味ありそうに近づいてきただけでも、
「なにをされるのか」と不安になりますよね?
そんな心理状態からさらに圧迫感を与えたら、
怖がりな犬だとパニックになります。
少しでも犬の不安を取りのぞくために、
目線はできるだけあわせてアプローチしましょう。
■5.手をグーにして甲を上に向けて犬に近づける
さぁ、いよいよ手を伸ばす段階に入りますが、
まだおさわり厳禁ですd(`・д´・ )メッ!
次に行うのは犬流の自己紹介。
犬への自己紹介に言葉はいりません。
どうするのか?手の匂いを嗅いでもらうんです。
ここがあなたにとっての最大の難所であり、
腕の見せ所でもあります(*´▽`*)b
できるだけ詳しく書いていきますね。
まず、手はグー(力をいれずにリラックス)。
次に手の甲を上に向けて、犬が首を軽く伸ばせば、
届く位置までもっていきます。
理由は以下の2つ。
- パーよりもグーのほうが犬にとって安心感がある
- 犬に噛まれても牙がひっかかりにくい
グーだとなんとなく暴力のイメージがあって、
嫌悪感をもたれるんじゃないかと思いますよね?
ムツゴロウさんの本で読んだんですが、
犬はグーよりパーの形に対して、
本能的に危険を感じるようです。
また、甲を上に向けるのは、
手の甲なら噛まれても牙が入りにくく、
手を引いて逃げやすいからです。
指に噛みつかれて、
牙が皮膚に入ってしまうと、
釣り針でいうかえしに引っかかった状態で、
手を引いても余計にくいこみます。
そうこうしている間に、
ガブッガブッと追撃をくらうんです(経験談)
また、自然なスピードで、
手をもっていきましょう(*´▽`*)b
早いとびっくりされますし、
遅すぎるとすごく警戒されます。
(わたしが飼っている犬でも警戒します)
次に重要なのが、
手を出した時の犬の反応。
ここで、うまく手の匂いを嗅いでくれたら
しめたもの、次の撫でるステップに進みます。
しかし、反応はそれだけではありません。
以下の反応がいくつかでてきた場合は、
あきらめる判断も必要になってきます。
- 距離をとって吠える
- 「うぅ~」とうなる
- 口を閉じ体が固まって力が入る
- 横目(白目が見える状態)でこちらを見る
- かみつきにくる
まず、噛みつこうとしてきた時は、
いさぎよく撫でるのはあきらめましょう。
風の谷のナウシカみたいに、
噛みつかれて仲良くなれる場合もありますが、
痛いですし、飼い主さんに迷惑がかかります。
それ以外の反応の場合は『待ち』です。
手を出したままで、リラックスして待ちましょう。
ここで待ってあげると、
だいたいは落ち着いてきて、
おそるおそる手の臭いを嗅いでくれることが多いですよ。
犬の気持ちの流れとしては
「怖いな~うなったらやめてくんないかな?」
「ん~ダメかぁ~。仕方ないな~」
「くんくん」とこんな感じですね。
やってはいけないのは以下の行動です。
- 「噛まれるかも?」と思って体に力を入れてしまう
- 騒ぐ
- かみつきにきてないのに手を引いてしまう
- さらに手や体を近づける
体に力を入れてしまったり、騒いだり、
手や体をさらに近づけたりすることは、
恐怖心を煽ることになります。
また、うなられて手を引いてしまうと、
イヤだという意思表示がうまくいったと思い、
次は強めの意思表示(かみつき)がきやすくなりますよ。
手を引くのは噛みつきにきたときと、
あきらめるときだけです。
うまくよけてくださいね(笑)
■6.犬が見える位置から撫でる
さぁ、犬流れのあいさつも済んで、
いよいよおさわり解禁!!(*´Д`)ハァハァ
手はグーのままで、安心できるように、
犬から見える首周りを撫でてあげましょう。
犬の体の力がゆるんでリラックスしてきたら、
そのまま手をすべらせ手をパーにして、
胸や背中を撫でてやるといいですよ。
足先や鼻、しっぽなどは、
敏感なのであまり触らないほうがいいでしょう。
人間でいうならこれらの場所は脇にあたりますかね。
あなたもあまり触られたくないですよね?w
犬が撫でられている場所を動かしたりするときは、
イヤなポイントだったり、撫でてほしいポイントに
誘導していることがあるのでよく観察してみましょう。
ぐいぐい押し付けてくるときは、
「そこ、そこ~」って感じだと思います(笑)
参考までに、うちの犬は、
耳裏あたりが気持ちいいようです。
まとめ
いかがでしたか?
最後にポイントをできるだけ
コンパクトにまとめました。
- 飼い主さんにあいさつ+撫でていいか確認
- 自分の心と体を常にリラックスさせる
- 目をあわせない
- 真正面に立たない。近づきすぎない
- 目線をあわせる(しゃがむ)
- 手をグーにして甲を上に向け犬に近づける
- 手は自然なスピードで差し出す
- 手の匂いを嗅いでくれたら撫でてOK!
- かみつきにきたらあきらめる
- うなられたりなどの怖がる様子であれば待つ←重要
- あせって手や体をさらに近づけたりしない
- かみつきに来た時以外は手をひかない
- 最初は犬から見える場所を撫でる
- 最初は手はグーのまま
- 犬から見える首周りから撫でる
- 犬が慣れてきたらパーにして手を滑らせて胸や背中へ
- 足先や鼻、しっぽ、頭は嫌がられやすい
さきほども言いましたが、
これらの方法を使わなくても、
体感5割の犬が撫でさせてくれます。
たくさんの犬と触れ合っていると、
この犬は丁寧なあいさつしなくてもいいなとか、
この犬は無理だな、とかがわかってきます(*’▽’)b
ぜひ、記事の方法を使って、
たくさんの犬と触れ合い
あなたも会得してくださいね。
ではでは~!
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