犬への体罰は必要?知らないとヤバイ!ケガに至る本当の理由

しつけ

犬の咬みつきのしつけとして、
口先をギュッと握ってみたんだけど…

…効果は見られないし、
咬みつきがひどくなってる気さえする。

犬への体罰って本当に必要なの?

ハッキリ言いましょう。
犬のしつけに体罰は必要ありません!

犬が体罰をとめる

体罰でのしつけはうまくいかないばかりか、
あなたや犬がケガをしてしまう
ことがあるって分かっていますか?

「そんなことは分かってる、
手加減ぐらいちゃんとやってる」

なんて思った、あなた。

じつは、わたしも同じように考え、
体罰でしつけをしていた1人です。

犬がケガしないかな?大丈夫かな?
なんて最初はビクビクしながら、
体罰でしつけをしていました。

ところが、いつの間にやら、
本当に犬にケガを負わせてしまいそうに
なる事態までなったんです。
(飼い主はケガ(骨折)しました)

わたしはあなたに、
同じ道を歩んで欲しくありません。

そこで、この記事には
体罰で犬をケガさせてしまう
2つの要因
について書きました。

ケガする理由は、あなたもご存知の通り
力加減のミスです。

しかし、あなたは
そこに至るまでの過程を知っていますか?

この記事を読んでいただければ、
体罰がケガへとつながる本当の理由が、
おわかりいただけるかと思います。

それでは、一緒に見ていきましょう。

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体罰で犬をケガさせてしまう2つの要因とは?

体罰で犬をケガさせてしまう2つの要因

  1. 飼い主が興奮してしまう
  2. 犬が体罰に慣れる

これは言い換えると、
わたしが犬にケガをさせそうになった
原因です。

ひとつ1つ説明していきますね。

飼い主が興奮してしまう

あなたが体罰を使うとき、
いつの間にか興奮状態になってませんか?

体罰をしつけに使うにおいて、
侮れないのがあなたの感情の乱れです。

「興奮なんかしていないよ」と
思われたかたもいるかもしれません。

しかし、病は気からと言われているように、
心と体はお互いに影響を与えています。

手加減しているといえども
体罰(攻撃)を行おうとすると、
自然と心も反応して興奮状態になりやすいんです。

その結果、力と行動のコントロールを
失ってしまい、犬がケガしてしまうんですね。

わたしの例で言えば、
犬の飛びつきをなおすため、
最初に下記のような作戦を練っていました。

  1. 足払いで飛びつきを抑える
  2. 犬が飛びつきをためらっている間に「おすわり」のコマンド
  3. 座ったらすかさずほめる

ところが、いつの間にか興奮してしまって、
本来ならおすわりのコマンドを出すはずのところを、
黙り込んでしまっていたんです。

いかにして、足払いで犬がもうしないぞ、
と思わせるようなダメージを与えるかで、
頭の中がいっぱいになっていたんですね。

このように、体罰を使うことは、
あなたを興奮させて、力の加減ができなくなるばかりか、
本来の目的を忘れさせることまであるんです(*’ω’*)b

さらに、次の章で紹介する、
体罰への慣れが加わり、
地獄のループへとつながっていきます。

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犬が体罰に慣れる

章のタイトルでもうお分かりかと思いますが、
体罰は何度もやっていると犬も慣れてきます。 

体罰に慣れてしまった犬は、
同じ強さではいうことを聞かなくなるので、
さらに強い体罰を行う必要がでてくるんです。

その結果、
「犬が慣れる⇒体罰強化⇒犬が慣れる⇒体罰強化⇒…」
の犬・飼い主どちらにとっても辛い
地獄のループへと突入します。

そこに、上で書いた興奮による
体罰の強化が加わるとどうなるか、
もうお分かりですよね?

犬に体罰をしてケガした手
そう、たどり着く先は、
飼い主もしくは犬のケガですm9( ゚Д゚)

ちなみに画像のように、
飼い主の小指が骨折(自爆w)しても
体罰はやめませんでした。

体罰をやめたきっかけは、
わたしが足払いをしてふと犬を見ると、
痛みから脚をあげていたことです。

気づいた瞬間に、
自分のやっていたことにゾッと
したのを今でもおぼえています。

その時はたまたま、
犬は大丈夫だったんですが、
このまま続けていけばケガをすると悟りましたね。

さいごに…

いかがでしたか?

体罰を使い続けると、
犬や飼い主がケガに至る理由が、
おわかりいただけましたか?

体罰を使うことに
疑問を覚えておられるのでしたら、
今すぐにやめてください。

犬が体罰に慣れると書きましたが、
飼い主もいつの間にか使うことに
慣れてしまいますから(;’∀’)

ケガの原因とは少しずれますが、
犬は人の感情を読みとる能力が
高いのをしってますか?

言葉がつかえないぶん、
表情や声、動きから感情を読み取るのが
とても上手なんです。

なぜ、ここでそれを言うのかと
言いますと飼い主が興奮すると、
呼応して犬も興奮してしまうからです。

興奮した犬は、
コマンドがはいりにくくなるばかりか、
噛んだり吠えるリスクが高くなります。

このように、体罰によるしつけには
ケガだけでなく、しつけにおいてもリスクが
とっても多いんです。

しつけ面においてのリスクは、
こちらに詳しく記載しましたので、
よかったらこちらも合わせてご覧ください。
 ↓     ↓
犬への体罰は噛む・吠える行動へと発展!使うリスクを理解できてますか?

体罰にはしるのは、
飼い主のしつけの知識不足が原因です。

ぜひ、しっかりと調べて、
ワンちゃんと楽しい日々を
過ごしていただけたらと思います。

また、そのサポートができるような記事を、
当サイトでも書いていきますね(*’ω’*)

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コメント

  1. たまご より:

    半年前にゴールデンレトリバーを飼いはじめものです。現在、7ヶ月(25㌔雄)
    飛び付く、噛むがあった為、らーてるさんの考えに近いトレーナーさんに来て頂く様になり、約1ヶ月。
    以前に比べ、噛む事が減ってきたものの、散歩・ご飯後に興奮がMAXになり飛び付いて噛んできます。

    トレーナーさんからは、興奮を抑える為、散歩時間も15分程度(朝・夕)。トリーツをあげて興奮を抑える様にしていますが、噛む力が増してきた様にも感じます。

    噛んできた際、犬が落ち着くまで、私達は別の部屋に行きますが、他に方法はありますか?

    • らーてる より:

      たまごさん、こんにちは~。
      記事を読んでいただきありがとうございます。

      噛みつきについてのアドバイスですが、
      これはデリケートな問題です。

      原因の推測ミス、手法の理解度、言葉のスレ違いなどで、
      悪い結果をまねく可能性があるため気軽にはできません。

      現在トレーナーさんに依頼されていて、
      噛むことが減ってきたと変化がでているようなので、
      その方の指示に従われたほうがいいでしょう。

      わたしの知識としては、
      嫌なことから逃れるための噛みつきなら、
      一時的に噛みが強くなることがあるようです。

      もし、噛みが強くなるなど、
      気になる変化があればトレーナーさんに
      質問されるのが良いかと思いますよ。

      あと、もしよかったらなんですが、
      興味がありますので、以下にお答えいただいてもいいでしょうか?

      ・トレーナーさんは噛む原因はなんだとお考えでしたか?
      ・噛む強さはどのぐらいですか?
      ・ご飯後と散歩中に興奮してとびかかってくるのですか?
      ・トリーツはどのタイミングであげていますか?

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