「清水寺の見どころってなに?」
「清水の舞台は知ってるけど成り立ちの歴史は?」
なんて、疑問をおもちのあなた!
生粋の京都人が、書籍をいくつも読み、
清水寺に何度も通い、これだと思う
見どころをランキングにしましたよ。
この記事を読めば、清水寺の見どころや
ちょっとした歴史がわかり、
あなたの観光旅行が一段と楽しくなるでしょう。
また、ランキング1位は書籍などでは
紹介されていません。
1日で約30分という短い時間しか
見られないので、偶然出会うのも難しいです。
そんな偶然の出会いもステキですが、
この記事を読んで、いっそのこと
運命の出会いに変えてみませんか?
また、見るためのアドバイスなども、
バッチリと記載してありますので、
ぜひ、参考にしてくださいね。
それでは、一緒に見ていきましょう~♪
清水寺の見どころランキング!
ここでは、清水寺の見どころを
ランキング形式で発表していきますね。
いちおう、先にお断りしておきますが、
私の考える見どころです。
「なんで、これが!?」なんてのも、
あるかもしれませんので、
参考程度にどうぞ(・∀・)
それでは、カウントダウン方式で、
5つの見どころを順番に説明していきますね。
■第5位 音羽の滝
音羽の滝は、ここに清水寺を
建てるきっかけとなった場所です。
また、書籍によると、
こちらの清水寺というお寺の名前も、
ここの滝からきているんですよ。
その清らかなる水の流れおちる寺、
正式には「北観音寺」といわれていたのが、
いつの間にか「清らかな水の寺=清水寺」という通称が正式な名称となってしまった。引用元:清水寺の謎/加藤眞悟
現在、滝の霊水の
ご利益をさずかろうと、修学旅行生や観光客が、
常に行列をつくる人気観光スポットとなっています。
しかし、もともとは「水垢離(みずごり)」
という水に打たれて修行する場でした。
いまでも、滝に打たれて修行される
かたもおられるようです。
夏に行ったとき、暑いので「滝に打たれてみたいな~」
と思ったんですが、どうやら一般の方には
開放されていないようですね(笑)
修学旅行生は、人気者になろうとして
滝にうたれようとしないでくださいね?
(フリではありません)
正しい飲み方や、ご利益の種類などについては、
こちらに記載していますので、参考にしてくださいね。
↓ ↓
清水寺 音羽の滝の飲み方は?飲む場所でご利益が変わる!?
■第4位 清水の舞台
はい、これは説明するまでもありませんね。
清水寺のシンボルです。
…が、これがなぜ作られたかご存知ですか?
じつは、正式にはわかっていません(・∀・)エエーッ!
なぜなら、清水寺は建設されてから、
約1200年の間で、全壊全焼クラスの災害に
10回以上も遭っているからです。
公式の記録が残っていないんですね。
加藤眞悟さんの
書かれた著書「清水寺の謎」では、
作られた時代は平安時代の後半。
作った理由は、手狭になったための
拡張工事だったのではないかと言われています。
その大きさは、以下の通りです。
- 高さ:土台石から13メートル
- 広さ:190平方メートル(畳約百畳分)
- 正面長さ:18メートル強
- 側面長さ:10メートル弱
驚くべきは、釘などの金属を
一切つかわずに、作られているんです!
それでいて、地震の揺れに対しては、
釘をつかったものよりも、
はるかに耐久性が高くなっています。
さらに、外面の貫穴上には、
腐対策として、
雨よけの覆い板もかぶせられているんです。
現代でも十分に通用する、
当時の大工の知恵と工夫の結晶なんですね。
舞台の上から見る景色もいいですが、
知恵と工夫の詰まった舞台の構造を、
下からじっくりと見るのも、通でおすすめですよ♪
■第3位 善光寺堂・首ふり地蔵
清水寺の境内に入って、
すぐ左手にある善光寺堂。
ここに一風かわった
お地蔵さんがあるんです。
「首ふり地蔵」といって、
慕うひとがいる方向に、
首を向けて恋の願い事をすると、
成就するといわれています。
わたしの中で仏像やお地蔵さんは、
ご利益を授けてくれるというよりも
悪いことをすると、罰を与える印象があったんです。
そんな恐れ多いお地蔵さんの、
顔をもってグルグルまわしていいなんて、
なんというルネッサンスと衝撃を受けました(笑)
ちなみに首は360度まわり、
何回転でもまわせます。
気軽に触れる喜びで2回転ほどまわして、
構造が気になったわたしは、
耐え切れずにつなぎ目をのぞいてみると…
…そこには、なんと!!!
続きは、清水寺でお楽しみください(笑)
ちなみに、こちらの首ふり地蔵、
清水寺の七不思議のひとつと言われています。
七不思議については、また別記事にて
紹介したいと思いますので、少しお待ちください。
■第2位 随求堂(ずいぐどう)の胎内めぐり
第2位は、仁王門をくぐって、
正面にある「随求堂の胎内めぐり」です。
胎内めぐりは、随求堂の堂内を
菩薩の胎内と見立てて、まわります。
お堂に上がり拝観料の100円を支払い、
階段を降りて中に入っていくと、
その中はまさに闇…
…目を閉じていようが、
開いてようが、見える?のは変わらず闇です。
頼りになるのは、
通路左に備えつけてある
大きくやや不安定な数珠の取手のみ。
この数珠を頼りに、道を進み、
途中に梵字で「ハラ」と刻まれた石があるので、
それを廻して祈り、再び暗闇の中をたどって外に出ます。
一通りやって約5分ぐらいの
短い間なんですが、自分の感覚の変化が
非常に面白いんです(・∀・)b
入ってすぐは、なんとか目を使って
本当に見えないのかどうか探ろうとします。
しかし、途中で見えないことを、
悟ると自然に体の感覚が切り替わるんです。
- 音の反響で構造を探ろうとする聴覚
- 手足の情報をより多く取り込もうとする触覚
- 意識になかったお香の香りを強く感じだす嗅覚
- 前の空気の厚みで壁を感じ取ろうとする第6感(笑)
視覚が眠りにつくことで、
他の器官が目覚めて研ぎ澄まされていくんです。
そして、面白いことに、
光が射してまた目が見えるようになると、
研ぎ澄まされていた目以外の感覚が、スッと眠りにつきます(笑)
わたし達が、いかに普段の生活で
目に頼り、ほかの感覚を鈍らせているのかが、
よくわかる体験でした。
清水寺に来られるのでしたら、
ぜひ、立ち寄ってみてください。
■第1位 夕暮れの清水寺
お待たせしました、
いよいよ第一位となります。
そう、冒頭で説明した限定条件とは…
「夕暮れ」なんです。
清水寺は春には桜、秋には紅葉と
自然とのコラボレーションが有名ですが、
この夕暮れを忘れてはいけません!
清水寺は高地にあるため、
障害物がなく、クリアに夕日が沈むのを
見ることができます。
空や建物、見る人もまとめて、
朱に染め上げるエネルギー。
一刻ずつ色を変え、形を変え
作り出す空のグラデーション。
そんな圧倒的な存在感を、
見せたかと思いきや、
30分もすれば沈んでしまう、そのはかなさ…
もう、このどれもが素敵すぎるんです。
これを見ずして、
清水寺を堪能したとは言わせません!
ちなみにおすすめの鑑賞スポットは、以下の3つです。
夕暮れ鑑賞のおすすめスポットは?
- 轟門
- 仁王門(上記の画像左下)
- 奥の院(上記画像の上半分)
1つめの轟門は清水寺への入場門で、
門を額縁と捉えて夕暮れをみると、
まるで夕暮れの絵画でも見ているかのように見えます。
2つめの仁王門は、観光を終えて
帰っていく観光客や、閉まっていくお店が
夕暮れと一緒に見えるんです。
子どものころに、
友達がバイバイして帰っていく…
そんなすこし寂しい気持ちを思い出させます。
また、夕日に照らされ、
赤々と染まる建物も見ものです。
3つめの奥の院は、
清水寺のシンボルである舞台と、
綺麗な夕日が正面からあわさって、
これぞ清水寺という絵になりますよ。
肝心の見られる時間なんですが、
夕暮れの時刻は時期によって変化します。
こちらのサイトで、
日の入りの時刻を調べて、
その30分前にいるのがベストですね。
↓ ↓
http://www.panorama-yakei.com/26/kiyomizu_autumn/nightview/sunset.html
さいごに…
いかがでしたか?
見たいと思うような
観光ポイントはありましたか?
清水寺ならびに、
2位で紹介した随求堂の胎内めぐりは、
時期によって拝観時間が変わります。
夏だと閉門時間の関係で見れなかったり、
随求堂は清水寺よりも早くに閉まるので、
2つとも見るのには待ち時間が発生しやすいです。
なので、時間の無駄なくみるには、
お土産購入や休憩などを予定にいれて、
うまく時間を使うのをおすすめします。
清水寺の、時間に関しての情報は、
こちらにまとめましたので、参考にしてくださいね。
↓ ↓
清水寺 観光の所要時間は?えっ、時間帯によっては全部見れないの!?
また、こちらで紹介した5つは、
見どころのほんの一部です。
これら以外にも、地主神社や弁慶の錫杖、
七不思議など、まだまだたくさんありますので、
また別記事にて紹介させていただきます。
ぜひ、見どころを、
逃さず観光して清水寺を満喫してくださいね。
それでは、京都でお待ちしてます。
清水寺のまとめ記事はこちらです!
↓ ↓
清水寺まとめ!交通手段から観光まで完全サポート!
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