犬のしつけ初心者は、
仕組みを理解せず方法のみに注目して、
失敗する人が非常に多いです(*^▽^*)b
仕組みを理解していないと、
その方法がうまくいかなかった場合、
なぜなのかがわかりません。
あなたもそうなっていませんか?
そこで、しつけの仕組みとも言える法則と、
その補足をこの記事で分かりやすく解説しました。
法則はたったの2行!
2行をメモして、補足を腹に落とし込んで実践すれば、
あなたはしつけ初心者から確実に脱却できるでしょう!
ぜひ、活用してくださいねヽ(・∀・)ノ
それでは、一緒に見ていきましょう~!
簡単な犬のしつけの法則!メモして壁に貼り付けよう
色んな物事にあてはまるように書いていますので、
すこし言葉が抽象的になっています。
『行動』の部分を教えたいことに置き換えると、
わかりやすくなると思いますよ。
例えば、『ふせ』なら、
『ふせの直後にいいことが起こるとふせの頻度が増える』
こんな感じです(*^▽^*)b
単語がややまわりくどく感じますが、
シンプルですよね?
メモできましたか?では補足に入ります。
法則と補足を理解しても失敗がなくなる訳ではない
法則は2行にギュっと濃縮してるがゆえに、
なんとなく理解しただけではうまく使えません。
というか、法則をしっかりと理解していても、
失敗するのが犬のしつけです(*^▽^*)b
え、理解してても失敗するの?
そうなんです。
犬のしつけは言い換えればコミュニケーション。
法則を理解するメリットは、
失敗を減らせること、それと失敗(すれ違い)の原因を推測して、
修正できるようになることです。
それには、以下を理解して、
愛犬がなにを学習して行動がどう変化するのかを
知っている必要があります。
- いいこと・嫌なことを起こすのはなぜ『直後』なのか?
- 『いいこと・嫌なこと』にはどんなパターンがあるのか?
- 犬の『行動はどのように変化』していくのか?
あなたはいくつ答えられましたか?
答えられなくても大丈夫(*^▽^*)b
これからひとつ1つ詳しく解説していきますよ!
【補足】犬のしつけがうまくいかない原因は?
法則の中のポイントは以下の4つです。
- ほめたり叱ったりはタイミング(直後)が命
- いいこと・嫌なことは大別して4パターン
- 4パターンを知っているメリットは2つ
- 犬の行動は頻度(確率)で変化していく
さきほども言いましたが、
しつけとは言い換えればコミュニケーション。
コミュニケーションのコツは伝え方(方法)と、
相手(犬)にしっかり伝わっているか確認です。
これは人も犬も変わりません。
かならず覚えておいてくださいね。
それでは一緒に見ていきましょう(*^▽^*)b
ほめたり叱ったりはタイミング(直後)が命!
初心者の方がもっとも失敗しやすいのが、
いいこと・嫌なことを起こすタイミングです。
多くの人が遅くなります(;^_^A
では、なぜこのタイミングが重要なのか?
それは、その直前の行動と、
いいこと・嫌なことが結びつくからです。
たとえば、犬におすわりを教えるとき、
おすわりして立ち上がった後にほめられたら、
犬はなにをほめられたと思うでしょうか?
ん~、立ち上がったこと?
そう、犬はおすわりから『立ち上がった』ことを、
ほめられたと思い、おすわりから立ち上がりやすくなります。
でも、飼い主は『おすわり』をほめたつもりなっていて、
全然すわってくれないと嘆いている。
なんてことが本当によくあるんです!
こうやって文章にするとわかりやすいんですが、
いざ実践となると面白いぐらい気づきません。
タイミングが遅れても言葉が使えたら
「おすわりできたね。えらいね」と言って、
意思疎通できるんですが犬相手ではそうもいきません。
言葉が使えないぶん、このタイミングに犬は敏感です。
なぜかうまくいかないときは、
まずこのタイミングを意識してみてくださいね。
いいこと/嫌なことは大別して4パターン
いいこと・嫌なことって書き方に、
なんだかわかりずらいなぁ、って感じましたよね?
頭の中でこんな風に変換したんじゃないですか?
- いいこと=エサ・ほめる
- 嫌なこと=罰・叱る
はい、基本的にはそれでいいと思います。
でも決めつけてはいけません。
いいこと・嫌なことは大別すると、
以下の4パターンになります。
お気づきになられましたか?
その反対の事柄が『起きない』ことも同じ意味を持ちます。
たとえば、(もらえるはずの)エサがもらえなかったり、
(ほめられると思っていたのに)ほめられなかったりすることも、
嫌なことになるんです。
ふむふむ。で、これを知っているとどんなメリットがあるの?
はい、ではこれからこの4パターンを知ってることの、
メリットについてお話していきますね。
メリット1:いいことが起きない(嫌なこと)を使ったしつけはデメリットが小さくなる
犬に罰をあたえるのをダメとは言いませんが、
デメリットがあることを知っておきましょう。
どんなデメリット?
愛犬のやる気を失わせたり、
あなたへの信頼を損ねたりする可能性があるんです。
あなたも仕事で叱られてばっかりだったら、
やる気がなくなったり、相手が嫌いになったりしますよね?
それと同じです。
そこで、いいことが起きない(嫌なこと)しつけです。
ショックが少なくなりやすいぶん、
効果は小さくなりますが、デメリットも小さくできます。
でも、効果が小さくなるんじゃ意味がないんじゃないの?
たしかにそうおもうかもしれませんが、
嫌なことを使ったしつけはそもそもの効果が低いです。
また、最初の方で犬とのコミュニケーションは、
言葉が使えないぶんすれ違いが発生しやすいと言いましたよね?
犬の気持ちになってイメージしてみましょう。
意味もわからず叱られたり、
叩かれたりしたら…?
ただただ、恐怖ですよね?
罰の度合いや犬の性格によっては、
自分を守るために攻撃という手段にでるかもしれません。
しかし、いいことが起きない系の罰は、
一定のショックは受けつつも追い込まないので、
もしすれ違いが起こったとしても最悪のケースが起こりにくいんです。
ぜひ、覚えておいてくださいね
メリット2:行動の理由を見落とさなくなる
同じ状況で同じ行動をしていても、
じつはその理由が全く違うことがあります。
たとえば、『愛犬を触ろうとするとうなる』ようになった。
この理由について、
先ほどの4パターンにあてはめて考えてみましょう。
- いいこと=いいことが起きる/嫌なことが起きない
- 嫌なこと=嫌なことが起きる/いいことが起きない
新しい行動が発生するのは、
行動の頻度が高まっているのと同じです。
つまり、うなったあとにいいこと=
(いいことが起こる/嫌なことが起きない)の
いずれかが発生しています。
この2パターンで考えてみましょう。
とても大切なことなので、まず自分で考えてみてくださいね。
いいですか?
おそら、あなたは犬が触られるのが嫌でうなっている
のはすぐに思いついたんじゃないですか?
うなると触られない(嫌なことが起きない)から、
うなるようになった、と。
その反対、いいことが起こるについてはどうでしょう?
いいこと?うなっているのに?うーん…
そうなりますよね?(笑)わかります。
だからこそ、知っておいて欲しいんです。
じつは、うなるとなでてもらえる(いいことが起こる)から、
うなっている可能性だってあるんですよ。
えーっ…本当にそんなことあるの?
過去にうなっているときに飼い主がなだめて撫でた。
すると撫でてもらうのが好きな犬は、
うなると撫でてもらえると学習していたりするんです。
このように行動の理由が普通じゃ
思いもつかないものだったりすることがよくあります!
行動の理由が違えば、対処も変わります。
うなると触られないと思っている犬は触っていきますし、
うなると触ってもらえると思っている犬は触らないようにします。
対処方法はあくまで一例なんですが、
全く反対の対処ですよね?
つまり、理由を間違えて対処してしまうと、
逆効果になるんです(*‘ω‘ *)b
行動の変化がないときは、
そもそも理由の予測が間違えてないか、
パターンに当てはめて考えてみてくださいね。
犬の行動は頻度(確率)で変化していく
さいごに、知っておいて欲しいのが、
しつけたあとの犬の行動の変化です。
変化?
そうです。あなたはしつけをしたら、
すぐにできるようになると思っていませんか?
法則に『行動の頻度が高まる(低くなる)』とあるように、
徐々に変化していきます。
たとえば、おすわりの合図で100%おすわりをする犬に対して、
おすわりの合図でふせをするようにしつけた場合…
次からおすわりの合図で、
犬がおすわりする確率90%、ふせをする確率が10%
になるようなイメージです。
ふせをする訓練を繰り返すほど、
合図でふせをする確率が10→20→30と上がっていきますよ。
たとえでは変化の割合は10%でしたが、
実際にはワンちゃんの性格や個性、
いままでの経験、ご褒美(罰)のレベルなどで変化します。
犬が得意なことや好きなこと、
覚えて間もない行動パターンを変化させる場合は、
変化の割合が大きいです。
逆に、不得意なことや嫌いなこと、
長期間繰り返してきた行動パターンを変化させる場合は、
変化の割合が小さくなります。
老犬のしつけ直しが難しいと言われるのは、
決まった行動パターンを何度もなんども繰り返していて、
変化の割合が小さくなっているのもひとつの要因です。
あと、しつけた行動のみではなく、
行動の変化そのものにも注目してください。
しつけた行動がすぐに引き出せなくとも、
伝わっていれば何かしら変化があります。
たとえば、どんなのがあるの?
いいことを使ってしつけていたのなら、
変化した行動のあとに「これ?」って感じで見つめてきたり、
既にある行動から新しい行動パターンをしつけたときは、
迷っているのか行動開始までに間が空いたりします。
あくまで一例で、一概にこうですとは言えません(;^_^A
まとめ
いかがでしたか?
長くなりましたので、さいごに簡単にまとめますね。
どんなに知識をたくわえても最初は必ず失敗します。
なので失敗を恐れないでください。
というより失敗を楽しんでください(*’▽’)b
しつけとはある意味スポーツみたいなもんです。
カーブの投げ方を調べてわかったとしても、
すぐ投げられるようになりませんよね?
これと同じなんです。正しい知識のもと、
練習を重ねて失敗を修正できれば、
おのずとできるようになるんです!
犬とのコミュニケーションを楽しんでください。
それこそが成功への本当の近道ですよ。
記事になにかわかりにくいところがありましたら、
コメントでお気軽に質問してくださいね。
ではでは~!
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